退職を決断する前に考える5つのこと。私の実例つき。

2019年2月18日

退職、、、それは人生を変える大きな決断です。

私は本当に迷いました。しかし決断し退職しました。

そんな私の経験から、退職を決断する前に考えておくべきことをお伝えしようと思います。

①現状の不満の理解

最初に、自分が不満を抱いていることを確認する必要があります。

  • 会社での人間関係に疲れた
  • 会社でパワハラを受けている
  • 鬱(うつ)になりそう
  • もう鬱になっていて、朝起きると体が動かない。
  • 給料が安すぎる
  • 時間外労働が過酷すぎる
  • 仕事がつまらない。もっと生き生き生活したい。

大きく3タイプに分けてみます。

肉体的暴力、鬱(うつ)の症状」

肉体的な暴力を受けていたり、「鬱(うつ)」になりかけている場合は、今すぐ退職を検討すべきです。

一人で思い悩まず、今すぐ専門的な相談窓口に探して連絡してください。

「鬱」の場合は、その原因が職場にあれば、職場を離れない限り改善の見込みは少ないはずです。

収入・労働環境に関する不満

「好条件への転職」が良い選択肢でしょう。

ただ現実的にはなかなか好条件への転職は難しいものです。その場合は、「今の職場・仕事を楽しもう」と気持ち・行動を切り替えるのが得策です。同じ景色でも気持ちの持ちようで世界がガラッと変わるものです。

このタイプは、独立起業は難しいでしょう。独立起業では収入激減、過酷労働の大きなリスクを伴います。不満を増幅するだけになりえます。

副業の方が望ましいでしょう。今はネットで副業できる時代ですので、アフィリエイトなどに取り組んでみてはいかがでしょうか。

つまらないという不満

私がもっていた不満です。

  • 残り20年、本当に今の仕事を続けるのだろうか?
  • 戦争もなく食べ物にも不自由しないこの恵まれた世の中で、なぜ自分はつまらない毎日を続けなければならないのだろう?
  • 自分にとって何が良い人生なんだろう?
  • これ以上会社に勤め続けても時間(人生)を捨てるだけになってしまう。こんな気持ちを抱きながらあと20年も働くなんて鬱になりそう。

この手の不満には退職をオススメします。

※以下は、この「つまらないという不満」に対して考えていきます。

②なりたい自分の理解

考えてみてください。

「自分はどうなりたいのか?何がしたいのか?」

信念があれば漠然としていても構いません。退職後に自分の道を切り開くための、重要な「道しるべ」になります。

ただ、少なくとも1つ、今一番やりたい具体的な事を考えておきましょう。退職後にすぐ行動できるように。「具体的な事は旅でもしながら考える」もアリかとは思いますが(笑)。

私の場合は「海外の好きな場所に住んでみたい」という夢がありました。もう1つ重要なものが「やりたいと思ったことを自由にやって楽しみたい」というものでした。そして、退職後にタイに移住し、トレーダーの勉強を始めました。

③退職後の生活の見通しを考える

退職により安定収入の道が閉ざされます。無職の道を選択する場合には一番の不安の種です。

退職してもしばらくは生活に不自由しない準備が必要です。

20代の独身の若者であれば、

  • 実家に戻る
  • 親友に世話になる、共同生活する

私のような既婚中年である場合は、貯蓄がなければ

  • 目的達成に少しでも近づける仕事へ転職する
  • 退職を延期して、勤めながら副業を育てる

といった準備です。

何かのプロになるには1万時間かかるといいます。1日10時間なら約3年。3年が1つの目安となるでしょう。もし複数の分野のプロになることができれば、それらが融合することであなたの個性はいっそう花開くでしょう。

私は既婚で3人の子供がいます。普通なら退職して無職など考えられません。ただ、子供がまだ義務教育に上がっていない。そして妻がタイ人であることが幸いでした。私は退職後、タイへ移住しました。貯金と退職金で10年は生活できる見通しがありました。いざとなったら、フリーのプログラマーとして稼ごうとも考えました。

④退職のタイミングは「今」が適切なのか?

退職のタイミングも考えてみましょう。

個人的には「思い立ったら早い方が良い」と考えています。

年を重ねれば重ねるほど、失いたくないものが増えていきます。年を重ねるほど、費やせる残り時間も少なくなります。やり直しも難しくなります。住宅ローンなど持っていたら辞められません。また、独立・起業に会社員の経験は役に立ちません。

私の場合は遅かったと反省しています。会社を辞めることは17年前から考えていたことなのに、ズルズルと会社勤めを続けてしまいました。私が臆病者だったというのもあります。

それなのに、なぜこんな遅くになってから決断できたかというと、私にとってのラストチャンスだったからです。

子供がまもなく小学校に上がるという時期でした。ここを逃せばタイへ移住することはできなくなる。そのラストチャンスにお尻を蹴られました(笑)

⑤家族の理解

既婚の方は絶対にパートナーの理解を得ることが必要です。自分の状況・考えを共有し、家族にとっての最良の道を選択する必要があります。

独身の方は自分の決断のみで突き進みましょう。親や友人へ相談しても反対される可能性が高いです。いわゆる「ドリームキラー」というものです。

友人は「会社を辞めるなんて、自分にもできない事がうまくいくはずがない」と考え、あなたを止めるでしょう。

親なら、「大学へ入って、いい会社へ入って、定年までそこで働き続けることが幸せになる方法だ。」と考えて止めるでしょう。しかし、それは今の日本では通用しない考えです。

情熱を持って好きなことをやる

かつての日本は高度経済成長でイケイケでした。

しかしその傍らで、アメリカは製造業を日本に奪われていきました。でもアメリカはその苦難を乗り越え、現在はITで世界最先端を走っています。

なぜアメリカはIT産業で最先端を獲れたのでしょう?ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズはなぜ生まれたのでしょう?

彼らに共通するのは「自分の好きなことをやっただけ」ということです。情熱を持って好きなことに取り組んだ結果だということです。

そして、今日本は、かつでのアメリカのように、製造業を中国・タイ・ベトナムに奪われようとしています。

今の日本に必要なのは、「人々が情熱を持って何かに取り組む」ということです。

反対する親にはそう伝えましょう。

パートナーの理解

妻の理解がなければ退職など絶対にありえません。最大最強の抵抗勢力となるでしょう。

あなたが決断してからパートナーに話すのではなく、決断する前に一緒に考えましょう。

ちなみに、私の妻は抵抗勢力になりませんでした。タイ人の嫁にとっては「22年も同じ会社に勤めている」という方が気持ち悪いようでした。国が違えば考え方も全然違うものです。確かに他の国と比べれば、日本の終身雇用の方が珍しいとも言えますね。

最終決断

ここまで十分に検討できたら、いよいよ決断の時です。

過去の決断の積み重ねが今のあなたを作っています。

未来の自分を作るのは、今のあなたの決断です。

そして「決断しない」ことも決断だと理解してください。

その決断が今後のあなたの人生を作ります。

あなたにとってベストな決断ができることを祈ってます。

贈る言葉

死ぬ間際に「良い人生だった」と思えるか?

今動かねば、もう動く時はない。

生きてりゃ幸せ、どうにかなるさ。

世の中には自殺される人もいる。会社がつぶれて退職せざるを得ない人もいる。不慮の事故で亡くなる人もいる。犯罪を犯して何十年も収監される人もいる。貧しい国に生まれる人もいる。紛争で亡くなる人もいる。紛争で国を追われる人もいる。そんな方々に比べれば、、、自分はどれだけ幸せな境遇なんだ。

第2の人生に乗り出そう!

『今日が人生最後の日なら、これからやろうとしていることを本当にやりたいと思うだろうか?』『心と直観に従う勇気を持ちなさい。それは、あなたのなりたいものが何なのか知っている。それ以外は二の次でいい。』(スティーブ・ジョブズ)

『臆病になり、自分の生き方を妥協しては情熱は見つからない』(ネルソン・マンデラ)

『リスクを獲らなければ人生に価値はない。失敗しないという事は挑戦すらしないという事だ。失敗は必ず訪れる。それを受け入れなさい。落胆せず、ためらわず、全力を尽くすんだ』(デンゼル・ワシントン)

『何かを始めるなら、若いうちがいい。失うものが何もないのだから。』