『痔』のジオン(ALTA)注治療@日本

日本に一時帰国して『痔』を治療することにしました。
病院はネットで専門病院を探しました。
私が受診したのは東京・八王子の病院です。(ググれば病院は特定できると思います。)
この記事では、実際に私が受診して治療を受けた経過をお伝えします。
この記事の内容
初日(診察)
予約なしで伺いましたが、待ち時間は30分以内でした。ありがたい。
触診
医師に症状を伝えたら、すぐに診察です。
オケツを出して触診を受けました。
さすが専門医。触診は30秒かからないくらいで終了。
バンコクで同じ触診・器具による観察を受けましたが、相当痛くてつらかったです。
日本での触診は痛みはありますが、短時間(数秒)なので非常に楽でした。ありがたい。
私は内痔核と診断されました。あと、肛門狭窄(肛門が狭くなっている)というオマケつき‥。
治療法の決定
私は切除手術を想像していたのですが、ジオン(ALTA)注という注射による治療を提案されました。
痔核に流れ込む血液の量を減らし、痔核を硬くして粘膜に癒着・固定させる治療法です。
1つの痔核に対して4か所から注射をしますが、切除に比べて出血が少なく、痛みを感じない部分への注射のため、日帰り手術が可能という優れものです。
医師に「切除しないのですか?」と尋ねたのですが、医者曰く、
「普通の人は切除が最良だと思っていますが、そうではないですよ。お尻は切らないで済むならその方が望ましい。脱出するような大きな痔核であれば切除するしかないですが、そうでなければジオン注が最良です。」
ここは医師にお任せです。
肛門狭窄に対しては、ジオン注の治療の際に処置するそうです。太い器具を挿入して広げるという原始的な方法・・・(笑)。指で広げるのと同じだそうです。
治療スケジュール
日本の滞在期間を短くしたいので、最速スケジュールを希望しました。
手術(注射治療)は翌日になりました。
手術後は経過観察のため、
翌日、1週間後、3週間後、2か月後
の受診が必要となります。
医師は私の「バンコクへ早く帰りたい…」という気持ちを察したのか、
「逃げないでくださいよ。」
と釘をさされてしまいました。ばれてるし…(汗)
今後もお世話になりそうなので、術後の4回の受診は逃げずに頑張ろうと思います(笑)
治療費
健康保険の3割負担で、およそ4万円ほどです。
事前検査
採血とCTを受けました。
1週間前にバンコクで採血・CTを受けたばかりなんですがね。
今回のCTは造影剤を使わないものだったので楽チンでした。バンコクでCT受けたときは辛かったですからねぇ。。
CTは内臓系の病気がないかの確認です。下血しているので、別の病気も疑われますもんね。
医師の話では、
「痔の手術中に、その奥にあるガンを目視で発見することもあるよ」
だそうです。
何も見つかりませんように…(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
2日目(手術)
初診の翌日にもう手術です。ありがたい。
朝8時に病院へ向かいます。
事前の排便
いや、別に特別な準備は何もいらないんです。
個人的にすっきりした状態で臨みたかったのですが、出ない…。
前日は普通に食事してOKで、当日朝は食事抜きです。
その前日夜にラーメン食べちゃいました。だって、日本に帰った時の一番の楽しみだったりするんで。。
でも、そのおかげで、ちょっとお腹がグルグルと鳴ってるような…。
大丈夫か俺!?手術中にソソウしちゃわないか!?
心配だ・・・。
結果的にこの心配は杞憂で終わりましたが、病院でもこればっかり気になっていました。
前日夜は消化のいいものを食べた方が無難ですね(笑)
病室で準備
病室に通されて着替えからです。オムツです。
その後、点滴を開始です。
看護婦さんが点滴針を刺してくれたんですが、腕を3秒見てブスッと。。
早い!
あまりの手際の良さに感動しちゃいました。
「50年やってますからね!」
という冗談で答えてくれて、手術前の緊張がちょっとほぐれました。
病室で麻酔開始
病室のベッドの上で、お尻の尾てい骨の下あたりに麻酔注射です。
これが一番つらかった。(というか、逆にいうと、ツライのはコレだけ。)
痛みというより、お尻がジワワワーと重くなっていく感じと共に、「もうパンパンで入らないよ~」みたいな。
1分もかからないですけどね。
麻酔は肛門を開くためのもの。麻酔ないと力はいっちゃいますし、痛いのでしょうね。
注射後、ベッドで10分くらい待って手術室へ移動です。
麻酔かかっていても、歩けるんですねぇ。
いよいよ手術
手術台にうつ伏せで寝たら、頭がぼーっとする注射をされて…
肝心の手術中の事をまったく覚えていません!!
「終わりましたよー。病室に戻りますよ~。」
その言葉しか覚えてないのです…。
なので、痛みで苦しむ事もなく、恐怖も感じることもなく、ましてや、「ウンコをお漏らししてしまったらどうしよう」という心配すらさせてもらえずに終了です(笑)
手術後、病室へ戻る
病室に戻ったのは9時10分ごろだったかな。
そのまま眠りについて10時頃に目覚めました。
お尻が痛い…。
麻酔が切れてきたようです。
手術は注射で痛みはない、ということだったんですが、痛い。。。
看護婦さんも「痛い?」という不思議そうな顔をされてましたが、痛み止めの薬をいただきました。
急に痔核が無くなるわけでもないので、痔の痛みがまだ継続しているのか?もしくは、肛門狭窄の処置で肛門を広げた影響でしょうか。
「おしっこが出たら帰れるよ」
ということでしたが、これがなかなか出ない。。
点滴をさらに追加してもらって、11時ごろにやっと出ました。
お部屋で薬をもらって、支払いして終了です。12時でした。
病院を後にする
痛い…。
痔でずっと苦しんでいましたが、一番痛いときと同じくらいの痛みです。
原因は分かりませんが、夜まで痛みが続きました。
あまりに痛いので帰宅してベッドでぐったりしていました。
が、夜10時頃になぜか突然、完全に痛みが消えちゃいました~!
あー幸せ(笑)
もう痔が小さくなっちゃったとか?
3日目(手術翌日)の受診
この日の朝、術後初めてのウ○コが出ました。
「痛いのかな・・・」と恐る恐るでした。痛みは若干あるかな、という程度。手術前より悪いということはありません。
医者は見るなり、「キレイキレイ」と言い、ブズッと触診。
触診は慣れないですね。やっぱ「ウゥッ・・・」とうめき声が出ちゃいます。
何もしていなければ、痛みはもうありません。
夕方には若干かゆみがありました。治ってきたか!?
帰宅後の夜に術後2回目のウ○コ。
痛みなし!快便!さいこー!
でも再発が怖いので、あまり力まず、5分で強制終了させました。
こういう排便習慣を変えていくことが大切のようです。
しかし、こんなに簡単に治せてしまうのか。改めて医者のありがたさを痛感しました。
あのバンコクの病院で会ったご老人にも治療させてあげたいです…。いったいどうしたらいいんだ。。(ご老人はこちらの記事に登場されます。)
9日目(手術1週間後の定期受診)
定期受診も問題なし。
術後3日ほどカユミがあって、その後は痛みもカユミもなし。
快適そのものです。
お医者様、ありがとうございました!
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